百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

ちょっとゼイタク

最近は、特に平日は、お金より時間を使うほうがゼイタク。
というわけでゼイタクしてきました。いえ、健康診断の後ろに仕事を入れないようにしたのですけれど。
言い訳をしておくと、とにかく針が嫌いなので、血を抜かれた後に仕事なんかできっこないんです。
今日は寝坊もしたので、朝ごはん昼ごはん抜きで昼下がりまで働いて東銀座に移動して、健康診断を終えると、もうぐったり。さあごはん…と思ったのですが、こないだ具合が悪くて歌舞伎座の夜の部の最初のほうだけ見逃してしまったので、ちょっと幕見にでも寄るか。でもまだ早いからごはん食べてからかな〜と、幕見のチケット売場見ると、開演まで1時間あるのに長蛇の列!
平日ですよ?ふつうの会社は業務時間真っ最中ですよ??てゆーかそこ、4階まで階段で上がるんですよ〜???
しかしこのまま食事に行ってしまうと、どうやら幕見は立見必至です。それは避けたい。空腹と軽い貧血でフラフラになりながら、つい並んでしまいました。よく考えろオレ。立見と同じ時間ぐらい立って並ぶんだぞー。
しかし並んだ甲斐あって、舞台正面ど真ん中の席をGET。
『盟三五大切』の冒頭を、堪能してまいりました。1時間あまり鑑賞して900円也。
はふう。満足。何もかも満足。腹へった…

花神

幕見の行列に並んでいる間、先日クウキさんからいただいた『花神』の上巻を読んでいました。
現在は中巻。大村益次郎というひとは、名前は聞いたことあるけど何した人だっけー、というぐらいの認識であったものが、他の登場人物とのつながりで、どんどん輪郭がはっきりしてきました。登場人物のひとり、シーボルトの娘のおイネさんについては、わりあい興味があったのですが(たしか以前ドラマで宮沢りえが演じていてぴったりだと思った記憶が)、その人とも再会できて嬉しい。
ちなみに今ドタバタしている仕事、担当者が7月から変わることもドタバタの一因なのですが、7月から担当者になるメガMさんは、長州のひとです。外国語に堪能らしかったりします。この方もなんだかじんわりと味わい深い性格の方で、蔵六と印象を重ね合わせながら読んでいます。
下巻まで読みきったあと、その印象がどうなりますか。楽しみです。

花神(下) (新潮文庫)

花神(下) (新潮文庫)