倉橋由美子逝く
今日、腹巻猫さんから教えていただくまで、知らなかったのです。
亡くなっていただなんて…
そのこと自体にも、知らなかった自分にもショックを受けています。
最近、ニュースも新聞もほとんど見てないからなあ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/news/20050614k0000m060106000c.html
ご冥福をお祈り申し上げます。
そして敬意と感謝と哀悼を。
ご著書と出合ったのは、ちょうど今の年齢の半分にあたる、15歳から16歳になる夏。期末試験前だったから、いまごろのことでした。
その頃知り合ったKとは図書室で遭遇することも多くて、彼女が読んでいたのが気になって、当初は半ば彼女と仲良くなりたさから、読みはじめてすぐにずっぽりはまって、その後半年ほどで全集を読破したものでした。倉橋由美子全集は人気が無くて、図書室の奥の高い棚、梯子に登らなくてはならない場所に並べられていて。梯子に登ったまま読みふけったりしたものでした。
作品に対しては、はっきりいってまあ、当時は理解できていなかったし今も理解できるとは思えないんですが、ああいうふうなはまり方は、あの時期にしかできない、尊いものだったと思います。
追悼として、好きだった作品をいくつか紹介しておきます。
(6/16 あんまりリンクに意味が無かったので、タイトルだけ掲げておくことにします)
『シュンポシオン』『パルタイ』『ヴァージニア』『ポポイ』『アマノン国往還記』『夢の浮橋』
ちなみに最初に読んだのは『聖少女』でした。そのときKが読んでいたので。
尚、今月末発売という『星の王子様』訳書は、記念として買っておこうと思います。
- 作者: アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ,倉橋由美子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/06/27
- メディア: 単行本
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