百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

9/14〜17帰省

先週は、夫婦で高知に帰省していました。いや、帰省というのは語弊があるか。あれはたしか家に帰って親孝行をするとかいう意味があるはず。今回は観光に徹したのですよ。
帰省していた間の写真を抜粋しまくって、ようやくフォトライフのほうにUPしたので、今日は時間もあることだし、旅行記と参りましょう。
写真多いので縮小して掲載。クリックすると拡大されますので、そのようにしてご覧下さいませ。

  • 9/14(水)

仕事を終えてから配偶者と羽田で落ち合いました。
新しい第2ターミナル、きれいで店がたくさんあって、食事するところも増えて、とてもいいですね。職場のMさんは、たまに奥様と二人でデートにでかけるそうです。うん、飛行機乗らなくても充分楽しそうだね。ともあれ我々にはそれらを楽しむ時間もなく、最終便で高知へ。
高知龍馬空港(ネーミングについては…ま、何も言うまい)には母がチラッと顔見せに来ていたので、お土産だけ家に持っていってもらうことに。
わざわざ迎えに来てくれた友人Tの車で高知市内の某ホテルへ。ええ、格安チケットとったら一泊ついてたので、どうせなら朝ごはんのおいしいホテルってことで1000円のグレードアップしましたのよ。ほほほ。それでも普通に航空券だけ買うよりずっと安い。往復+一泊朝食つきで、およそ片道分ぐらい。航空券の値段って、どうなってんだろう?
遅い晩ごはんはTおすすめの居酒屋「蔵り」にて。カツオの刺身とか四万十川青海苔の天ぷらとか、早速高知を満喫する我々。ほんと安くてうまくてシヤワセでした〜。感謝だよTよ。
ホテルに帰って夫婦して爆睡。

  • 9/15(木)

快晴。観光日和。
起きて窓を開けたら、遠くに高知城が見えました。修復中だったのかな、シートで壁が覆われていましたが。
朝食ビュッフェ、このホテルを選んだ一番の理由はこれです。以前の帰省で父につれてきてもらって、ここの食事がなかなかなことは判明済み。それに、高知の味覚がいろいろと用意されているのですよ!
というわけで私の朝食は写真のようなものでした。以下、時計回りに。
 みりん干、ホタレ、天ぷら、南蛮漬け、ベーコン、オクラ、真ん中はきのこと菊のおひたし
 小町麩と若布の味噌汁
 四万十川の青さのリ佃煮
 大根おろしにちりめんじゃこ
 白粥&ちりめん山椒
 グリーンサラダ、さつまいものポテトサラダ、茄子の揚げびたし
このほかに、あまりに美味しそうだったので、ホテルのシェフが目の前で焼いてくれる目玉焼き(土佐ジローの卵だったと思う…)、食後のフルーツも激ウマでした。主食をお粥にしてセーブしたつもりでしたが、はっきり、朝から食べすぎです。

朝食後、少し休んで五台山へ。なお、金土日はバスがあるのですが、その他の平日は、公共の交通機関は通っていません。って、まじですか。
高知城前〜知寄町まで路面電車土佐電鉄)に乗って、タクシー拾って牧野植物園へ。開園直後という時間帯だけではない、閑散とした園内は、もはや我々夫婦の貸切状態でした。
牧野博士の業績も丁寧に紹介されていて、関連する芸術の紹介もあったり、敷地内には様々な植栽があって、温室もカルストもある。これを貸切状態って…勿体ないの一言に尽きます。
1枚目の写真は大きなバッタ。あまり詳しくないのですが、これはトノサマバッタでしょうか?2枚目は芙蓉の花弁を食べていた毛虫。きっときれいな成虫になることでしょう。3枚目の写真は牧野富太郎博士の研究室を再現したもの。蝋人形がリアルで、ちょっとこわいです、牧野先生。4枚目の写真はシダから新しい命がふきだしているところ。裸子植物の迫力を感じました。5枚目の写真は池にいたガチョウ。しつこくエサをねだってきたのですが、暫く離れて見ていると、あきらめて餌箱のエサを食べはじめました…なんだよ、ちゃんとあるんじゃん。6枚目の写真は温室のオニバス。花も咲いていましたが、上手に撮れませんでした。
ほかにもヘビウリとかヘチマとか彼岸花とかウツボカズラとか、もうもう、大満足の2時間でした。今度行くときはもう少しゆっくりしたいなあ。
     

植物園の出口の目の前、広場の反対側は竹林寺境内に続く階段になっていますが、ちょっと休憩。私は高知名物、1×1=1のアイスクリン。配偶者は(たぶんこれも高知名物)みかん水。みかんと銘打っておきながら果汁0%、微炭酸激甘飲料です。私は好きだけど、どう?どう?
また、広場の片隅には俳句ポストなるものが。ほんとにちゃんと回収されているんでしょうか…雨ざらしざらしの短冊が迫力です。
竹林寺四国八十八ヶ所の札所でして、この日もお遍路さんが沢山来ていました。仁王像(どんぐり眼で、顎が張っていて、ちょっと土佐人顔してると思います。阿吽形ではないらしく、左右どちらも口をとじているように見えます。私はこういう素朴な木彫りの像が大好き。鎹で荒っぽく修復されているようなところも、いいなあ)に迎えられて門をくぐると更に階段があって、昇りきると、広い境内に茅葺の小さな本堂が見えます。写真撮ったけどイマイチだったので割愛。
本堂の屋根を、5枚目の写真のような可愛い鬼が、けなげに支えています(こういう鬼も好きなのです)。境内は白萩の花盛りでした。清らかな風情のある花ですね。お寺に白萩は似つかわしい。
     

同じルートで高知城前まで戻ってきましたが、帰りの電車はアンパンマンミュージアムの車体ラップでした。社内にもたくさんアンパンマンキャラクターが下がっているの。料金表のところにもバイキンマンがいたり。ふふ。

木曜市をひやかしながら移動して、さてお昼ごはんは、今回の帰省のゼイタクイベント!三翠園の懐石を予約。…といっても、お昼なのでたいした金額ではないのですが(^^;
広いお座敷には我々の貸切で、ごはんもかなりおいしくて、それだけで充分モトをとっているのですが、更にここでのお食事には天然温泉がついてくるのです♪お座敷に荷物置いて鏡川を見下ろす大浴場や露天風呂をゆっくり楽しんで、マッサージ機でのんびりして、スッキリシャッキリ!
三翠園は土佐山内家の下屋敷跡でして、敷地内には長屋が修復公開されており、そちらを見に行ったり、すぐ近所の山内家宝物資料館を見に行ったりしているうちに夕方になりました。夕空を映した鏡川はとてもきれいだったんですが、配偶者が写っているのでここには出しません〜。
泊まっていたホテルに戻って、宿泊時にもらったお茶券でのんびりして、荷物を受け取って、また三翠園へ。こんどは母と待ちあわせです。やっと帰宅。
夜は父が、近くの料亭へ連れて行ってくれて、巨大な伊勢海老の活け作り(食べ終わった殻を使ったスープも、とても美味しかった。伊勢海老、えらい!)などごちそうになったのですが、写真とりそこねちゃいました。くぅ。

  • 9/16(金)

曇天。母は平日なので仕事に出かけましたが、父は偶然にも代休でした。ラッキーです。ごめんなはり線で移動のつもりだったのが、急遽、車を出してもらうことに。

朝から北川村の「モネの庭」へ。途中、雨がパラパラ。到着したときには上がっていました。日頃の行いが、微妙によいのね。
モネの庭では、もう季節が違うから見られないだろうと思っていた、青い睡蓮を見ることができて感激でした。全員カメラ持参(笑)。3人で無言でシャッターを切り続ける。花の庭は夏の花秋の花が入り乱れて、これまた美しいものでした。一通り見てまわって、テラスでお昼ご飯を食べていたら、また雨が。
 

そして本日午後のイベントは、内原野陶芸館での作陶体験です。3人とも正真正銘の初心者。手びねりで、1kgの粘土から2点まで、好きなものが作れます。
2時間あまり、ひねって、悩んで、釉薬を指定して、3人分の作品が実家に送られてくるのは6週間後。どうなっているか楽しみなので、写真は敢えてそれまでお預けです。

母方の祖母を見舞って、晩ご飯のおかずを調達して、帰宅。
写真は買い物途中。鰹(中央のは「わらやき」と書いてあります)と烏賊と、「どろめ」という、関東ではなんていうんだろう…生しらすみたいなものですが、私の大好物でして、それらを買ったのですよ。いや実に、本日もおいしゅうございました。
 

  • 9/17(土)

のんびりと起床。今日でもう帰省は終了。早いね。
と、車庫に見慣れないものが…こっ、これはまさしく!!
ガーコンじゃございませんこと!?>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9F%B3%E5%B7%9D%E6%9F%B3
つまり脱穀機。ちょっと回させてもらいました。聞けば、父が趣味の畑で大豆を育てているので、枝から実を外すために、自治体の民俗資料を借りてきたのだとか…現役ですよガーコン。いったい何年前のものなんだろう。
 
隣に住む伯父夫婦と祖母を見舞って、お土産買って、出発。
あっちゅーまに到着。ひこーきは早いね。リムジンバス(これも初体験だ)で所沢まで行って、帰宅しました。まことによい旅でした。