百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

買わない

CD、買いません。じゃあ音楽配信…使いません。まあ、音楽とはあまり縁の無い生活をしているのですが、ときどき、欲が出て、で、やっぱりCDで買ってしまう。(レコードじゃないのはプレーヤーを持っていないからで、ついでに市場で出回っていて手に入れやすいメディアが有り難いわけです。携帯で音楽を聴く趣味は無い。CDウォークマンも、結局、残業してるときが一番使っていて、移動中はほとんど使わなかった。そうして音楽を聞く時間はますます減る…)
なんだろう。電子出版物も、ちょっと買ってみたけど、やっぱり紙のを買うのがいい。
で、『はじめてのやのあきこ』は、まずジャケットが、たいへんよろしい。ペーパークラフトがこんなふうに使われるなんて、それだけでも楽しいのに、この中身がまた凄い。
最初に「出るよ」てなこと知ったときは「えーYUKIも参加?しかも『ごはんができたよ』って!!嬉しいなァー、買う買う!」と思ったのですが、聴いてみると、キヨシローとの『ひとつだけ』と上原ひろみとの『そこのアイロンに告ぐ』に圧倒されました。夜中に、布団に横になって、熱が出そうだと思いながら気持ち悪いのを我慢しながらボリューム絞ってうつうつと聴く。という、条件の悪さにも関わらず、この2曲で目が覚めた。翌日も仕事に行けたのは、この2曲のおかげじゃないかと思えるぐらい。音楽ってすげえや、と、久しぶりに思いました。
その『ごはんができたよ』は、もう大好きすぎる曲ですが、YUKIも大好きなので、そのせいか、YUKIが食い足りない気がして。飲まれてしまったのかな…なにかが、少しだけ、惜しい仕上がりでした。YKUKIのヴォーカルの力に、聴くこちらが多くを求めすぎるのかなあ。
『中央線』、小田和正があの独特の声で矢野顕子の声と競り合うかんじ。
それにしても『ひとつだけ』は、キヨシローのもっちゃりしたヴォーカルに合わせて、テンポがゆっくりになってて、オリジナルより演奏時間が長くなってるのが、可笑しくも、このテンポで聴くと違った良さが出て、しみじみと哀しく嬉しい。
そして『そこのアイロンに告ぐ』は、ひたすらかっこいい、昂揚する、元気になる!
上原ひろみとは、今後も何曲かコラボしていただけないものか。そしたらまたCD買ってしまうんだろうから私は。