百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

いつまでもあこがれてなつかしくて

今日、本屋で、杉浦日向子さんの文庫の新刊3冊みつけました。飛びつくように買いました。
厳密にはうち一冊は監修ですが、いま出るとは思わなかった。涙が出そうでした。もう亡くなってしまった人で、面識もないし、生き方もまるで違うし、でも、こころで、いつまでも好きで憧れていつかは会えると思い続けています。
本の感想は、読んだら、また。
今日の読了は内田樹の『子どもは判ってくれない』、大人の考え方について書いたものをあちこちから集めたようですが、それはむしろ出版のための後付けカテゴリとでもいうもので、読むほうは勝手に自分の文脈で読むのです。で、今回私がこの本から読んだのはつまり、ここ最近考えている、負の方向の共同体というようなもの。たぶん次に読んだら違う文脈で読むと思う。だから本は何度も読んで何度も忘れて、また新たに読むことに意味があるな(もちろん一読、動かしようの無い強烈なテーマ性をもって忘れがたい本というのもあるだろうけど、そういう本は、私には向かない)。

子どもは判ってくれない (文春文庫)

子どもは判ってくれない (文春文庫)