何を信じて生きるか
ちょっと前、俳句の師匠であるツラツリ師に、宗教にすがる気はあるか?と聞かれましたが、そのときは、いえ無いです。とお答えしました。
で、その後つらつら考えるに、えーとつまり、「まだ今のところ」信教を持つだけの覚悟が無い。というような状況でして。
そこへ、この本の文庫化。著者はプロテスタントから浄土宗(親鸞信徒)を経て禅宗に辿りついた(らしい。そのように前書きにある)人で、神や仏はいないよというところから出発するシャープな味わいの一冊。
そう、こういうの、ちょっと読みたかったんだ。さいごには何かを信じて生きていく(それは宗教ではないかもしれないが)んだろうけれど、それまでのモラトリアムはそれとして、いろいろ読んで考えたいの。
- 作者: 秋月龍珉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/08
- メディア: 文庫
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