百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

すばらしいぃ〜

昨日買って、今日読了。素材がリアルで人物造詣が繊細で骨格がしっかりしているのに、充分におとぎ話で儚くて強くてどうにもすばらしい。小説読んだ〜、という満足感。
このひとのでは『号泣する準備はできていた』(直木賞)も、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(山本周五郎賞)も、もちろん『きらきらひかる』(紫式部賞)も読んだけれど、そんでもってどれもけっこう好きだけれど、小説としてはこれがいちばんよくできているんではなかろうか。てことはその後に発表されたものも早めに読んでおく価値が充分にあるんではなかろうか。困ったなあ。単行本はあんまり買わない主義なんだけどなああ〜〜

思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫)

思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫)