百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

初読書は

これが一年で最初ってどうよと思いつつ、の2冊。
『ホモ〜』は、昨年読もうと思って買っておいたまま、手付かずになってしまっていたもので、2/3ぐらい読みました。面白いけれど読了までは、はっきり何とも言えない。
『納棺夫〜』は、もともと今年読もうと思っていたもの、で、今日やっと手がついて、帰りの飛行機の中で読み進めたのだけど、泣きながら読んだ。隣の席の人はさぞかし気味悪かっただろうな・・・。宗教というのが必要な人と必要でない人がいると思うのだけど、いつだったか、祖母が、自分には宗教は必要ない、あれは弱い人のものであるというようなことを言ったことを思い出して、今、少し弱ってしまったかもしれない祖母がこれを読んだらどう言うか、感想を聞いてみたくなった・・・違うな。そうじゃないなあ。祖母に、今、悟った人が見ていたであろう、生きることが苦でなく、死もまた苦でなく、その上で生きることを貴重と思い嬉しいと思い幸福であると感じるような地平が見えていてくれるといいなあって思ったし、私にもまたいつかそんな時が来ればいいなあとも思った。

ホモセクシャルの世界史 (文春文庫)

ホモセクシャルの世界史 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)