百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

水玉時間

毎度のごとくいいかげん夜中になってから、鼻歌歌いながら自転車で帰ってきたのですが、口をついて出たのがこの歌で、我ながら予想外でびっくりしました。何年ぶりに思い出したんだろうか。谷山浩子です。
好きなアルバムのタイトル曲ではありますが、この曲そのものはそれほど好きではなかったのに、何故いまごろ思い出したんだか、よくわかりません。んー、強いて言うなら雨がふりはじめたからかな?
でも口ずさんでいると、だんだん、ああー好きかもなあとぼんやり自覚してきたところで家にたどり着きました。昔は感傷過多な気がして好きではなかったのですが、この年齢になると感傷は感傷として、それなりに好きになるものなんでしょうか。
で、こんな歌詞です、と紹介しようと思って、これまた数年ぶりに段ボール箱から(おっと本気でこの数年ぶりっぷり)CD引っ張り出したら、歌詞カードがどっかいっちゃってたorz
そういや何年か前、中身とカード別管理してた時期があったな…あの頃なくしちゃったかな…
というわけで聴きながらほんのぽっちりご紹介。いやメジャーだから別に紹介しなくてもいいよとか言われそうだけど、好きなので書いちゃう。こんなんです。

あなたに会えない時間が流れる かぞえきれないほどの時間、時間、時間の粒が 
ガラスに並んで転がる雨粒 あなたのいない世界中がモノクロームの水の中
(略)
はじめてあなたを見た それからずっと雨降り世界は色の無い水玉を描きつづける
あなたに会えない

このアルバムは好きな曲が詰まりすぎてどうにもなりません。一番好きな曲は『絵はがきの町』か『SORAMIMI-空が耳をすましている-』だと以前は思っていたのですが、今聴くとそれも少し違う。『SORAMIMI』などは『水玉時間』より感傷的に聴こえるし。
『夕焼けリンゴ』は昔も今も変わらずというかますます好きで、頻繁に口ずさみます。そうかそういやこのアルバムだったな。
『ガラスの巨人』は、昔ほど好きではないけれど、今も時々思い出す。リフレインされるフレーズがなんとも健気で、うー私も頑張ろう大人になろうみたいなこと思ったりする(何歳だよ私)。

かなしみがせめてくるよ もっと大きくならなければ 
かなしみがせめてくるよ もっとひろがれぼくのからだ 
かなしみがせめてくるよ…

穀物の雨が降る』と『粉雪の日』は、どちらも聴くたびに新井素子の世界だーと思います。終末の世界なんですね。
とか言ってる間に収録曲のうち半分以上の曲名をご紹介してしまいましたよ。ついでに、音楽好きではないし、滅多に聴いたり演奏したりしないから作らないだろうと思っていた、音楽カテゴリも作っちゃったじゃないか。
うわーやっぱり好きだ!好きすぎだ!理屈抜きだあ!!

水玉時間

水玉時間