百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

むくげ

漢字では、槿、木槿、なんて書きますね。この花は大好きです。
先日、クウキさんがいらしたときに、むくげの話になって、私この花が好きなんですーと申し上げると「どういうところが好きなのか」というようなことを訊ねられ、返答に窮しました。
んー、えー、うー、考えたことなかった。いろいろ考えてお答えしたのですが、どの理由も近くて遠いような。
で、それとは別のことも考えていました。クウキさんと花の話をしたことはあっても、どうしてその花が好きなのかなんて話をしたのは、初めてではなかったかと。まあ、長いお付き合いをさせていただいてますので、そういう話もしていて不思議は無いのですが、でもちょっと不思議な気がして。
むくげの話になったきっかけは、配偶者とクウキさんが川べりで見た花について話していて、私は見ていなかったので、それじゃ見に行こうということで、行ったら、少し変わったかたちのむくげだった。と、まあそれだけのことです。
でも、クウキさんと配偶者が俳句を作る人でなかったら、そんな話になっていなかったんじゃないかと思います。てことは、私が「どうして私はむくげが好きなんだろう」と考えるに至ったのも、元を辿れば仲間内で俳句をはじめたからということになりゃしませんか。
ほんの少しですが、俳句のおかげで世界が広がっていると実感した出来事でした。