百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

おとなのしゅうがくりょこう@日光 前編

雨ですね。雨ですな。しかし涼しいねえ・・・日光であんなに暑かったのは、まだ1週間しか前でないというのに、まるで今日など秋ではないか。
というわけで夏休み二泊三日の日光旅行記です。
その前に。写真、整理していらないもんは消したんですけども、それでも108枚になっちゃったので、とても本文に載せきれません。ちょこちょこは貼りますけれども、こちらをご参照いただけますと幸いでございます(いや後日なんかで使うかもしれませんが)。
http://f.hatena.ne.jp/kirinsha/200808日光/

  • 8/13(水)

朝6時過ぎに自宅を出発。ねむいのなんのってあなた。
JR池袋駅で直通の特急で東武日光駅行きに乗り込む。ニガイメさん切符確保ありがとうー。周囲はほとんどが観光客で満席(帰省客も混じっているのだろうけど区別がつきません)。すごいよ日光。
2時間あまりであっさり到着してみれば、さすがに少しは涼しい印象。外国人観光客の姿もちらほら。おおージャパニーズリゾート。

コインロッカーが見当たらず、荷物を預けるためJR日光駅へ移動。さきほどまでの活気とは打って変わって、いきなりさびれた駅前広場。あらまあ・・・と思いつつ荷物を預ける。
JR日光駅大正元年の改築。2階の一等車待合室(ホワイトルーム)の天井には漆喰のレリーフ。運よく公開期間中だった貴賓室には暖炉(ガス使用って書いてあるけど、はたして薪の作り物は必要なんだろうか?)。ガラスは懐かしい大正〜昭和初期風。ホームは広くて水場は研ぎ出しでできてるし、ホーム上には藤がかかっているし、いちいちディテールがステキ。そんでもって、終点には心が躍る・・・いやーいいとこきました。なんでこんなにさびれちゃってるんだ、勿体無い。

まだ朝の9時半。ぽてぽてと歩いて山内に向かったが、暑い。暑すぎる。さっき涼しいとか言ったけど撤回、これ体力消耗する。40分なんて歩けない。途中、郷土センターに立ち寄ってしばし日陰で休み、水をもらう。この水が美味くてびっくり!途端に愉快になる。センター内には外国人観光客などがネットでなにやら検索したり、でもあまり人が入ってこない。片隅に弥生祭で使われていたという江戸期の屋台があり、すんごく気前よく目の前で見せている。この彫刻が、素晴らしい!なんだこの技術の高さは。東照宮への興味が増す。

水の少ない神橋を横目に山内へ。まずは腹ごしらえ、と「明治の館」へ。http://www.meiji-yakata.com/
・・・なぜ入り口に体重計があるのでしょうか。ダイニングはこじんまりとして居心地よく、前菜盛り合わせを頼んだら「量が多いですけど大丈夫ですか」と心配された。たしかに結構な量というか種類で、後から思い出しながらスケッチブックに書き出してみたらキッシュやゼリー寄せやテリーヌなど10〜12種類ほど、いずれも手のかかったお料理が盛られていた。白ワイン「明治の館」ハーフボトルとともに完食。その後、ニガイメさんはカレーを、私はオムレツライスをいただく。どれもリーズナブルで美味しい。満腹。

さていよいよ参拝へ。駐車場側から入って2日間有効の共通拝観券を購入。ぜんぶ見るならちょびっとお得なのです。
トイレ目当てもあって先に宝物館に寄って、出ようとしたらば驟雨。あららら。逍遥園の鳩も雨宿り。途中、大香炉にスペイン語?の大集団がやってきて、煙をこうして悪いところに当てるんだよと教えられ、大はしゃぎでいつまでも煙と戯れていた。小止みになったので三仏堂など見てまわる。真下を通らせていただいた大きな金色の仏様たちの隣に護摩壇。祈る気になるねえ。なるとも。ほんとはもう少し遠くから拝みたかったのだけど、今回は修繕中のところもあっていたしかたなし。

今日は山内はここまで。くたびれた。帰りにちょっと神橋を渡っていきましょう、と戻ってみたらば、水量が増えて(下の写真、1枚目が雨の前です。全く雰囲気が違う)、深沙王の伝説を髣髴させた。
渡ってみれば、目の前に日光の山々。眼下に逆巻く水。ああー、なるほど、神気を感じるなあと、この日最ものびやかな心地になる。


駅へ戻って荷物を受け取って、タクシーで霧降高原手前の宿へ入って、お風呂と夕食。夕食はとーっても美味しかったのだけど、今回の旅ではごはん写真を撮らず、後から部屋でスケッチブックに、その日食べたものを描きおこしていきました。ふだんなかなか色鉛筆使ったりしていないので、まあリハビリリハビリ。
お灸をして早めに就寝。明日へと続く。