百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

HD DVDプラネタリウム

最寄り駅三越前生活最終日。たぶん目の前に毎日ドームを見ているから気になるのであって、来週からは存在を忘れてしまうのではないかなー。でもメガスター見たいなーー。
というわけで行ってまいりました。「日本橋 HD DVDプラネタリウムhttp://www.tfm.co.jp/star/

  • 星空の贈りもの

ナレーションはメガスターの製作者、大平さん。基本をメガスターに置いて、ところどころ(オーロラとか)をCGで補う方式。
CG部分では笑いが起きていたけれど、ドームで見る映像としては軽い浮遊感ドライブ感があって、最適ではないでしょうか。音楽はもうちょっと考えたほうがいいと思うけど…まあ、ふつうのプラネタリウムと比べるとGOODでしょう。

プロデュースby宮本亜門。失敗作…だよね?
試みは悪くないけど、北斎の作品をぞんざいに扱いすぎる。ちょっと腹が立ちました。ドラマも不要。台詞は陳腐。
北斎の龍が見たいなあと思っていたら、案の定、出ました。CG製作は頑張っていいものを作っていたのかもしれないけれど、これはおそらく純粋にハードのせいで迫力のある動きにしようとすればするほど映像がぼやけるため、気分的には「動かない北斎の龍をそのままどどーんとドームに大写しにして、鳴き龍かなんか(手を叩くと天井から反響するやつ)の音を2回ぐらい聴かせてくれれば充分満足したのに…)という印象。
プラネタリウム部分では「星空の贈りもの」と同じ映像を使っているため、終演後入り口に向かうカップルの言っていた「星空の贈りものの映像を使いまわして、質を下げたってかんじ…」に同感。
あとねえ、もひとつ気に入らないのは、日本橋(橋そのものね)で始まって終わる映像なんだけど、日本橋の撮られ方が、汚い。どういうつもりなんだ。


総合的に見て「星空の贈りもの」だけを見るならチケット料金800円は無駄になりません。場所の贅沢な使い方考えると安いといってもいい。「北斎の宇宙」と同時上映のチケット料金は1500円。ちょっと損した感です。