百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

必修でヨロ

いやー『3月のライオン』発売当日に買っちゃいましたよ。これまたいいじゃんいいじゃん。売らんかなな帯にはちょっと閉口したけれど、ふくふく好きのおねいちゃんとかメガネとか、まずはモチーフで読ませ、更にドラマで読ませます。下町メニューの数々も彩りよく、食いしん坊さんにもおすすめしたい☆
あと同日発売『もやしもん』は菌ぬいぐるみつきを予約してあるので今日引き取ってこようw
ここ数日、持ち歩いてちょっとずつ読んでいる『東大で教えた社会人学』、買うときに書店の店長に「これ、売れてるんですよ。タイトルがいいよね」って言われたから、「ええ、読む気にさせますね…」って答えておいたけれど、タイトルより帯で手にとった本でした。曰く、「税金・保険から結婚・老後の常識まで--人生のリスクを仮想演習しよう。」て、上手いなあもう。ちなみに帯裏は、長いので中略するけれど「学生も社会人も知っておきたい社会の『暗黙知』(中略)*転職と起業の条件*離婚の労力は結婚の10倍*住宅=資産の幻想」などと続きます。やるじゃん、帯。内容も、学生向けとしてはなかなかのもので、こういうの大学は一度は4年次必修とかで読ませるといいと思うよ。いや当時はよくわからなかっただろうし、理系エリート学生集団向けに書かれているものだから、当てはまらない若者もたくさんいるし、書かれてないこともたくさんあるし、社会情勢も人生の価値観みたいなものもどんどん変わってきているから、良書だからといって、これこそバイブルみたいなもんでは無いけれど。知ってると知らないとでは、何かが違うのではないかと思わせるような内容ですよ。少なくとも、成功した大人はどう思って人生を送っているかということを教えてくれる。昔なら、若者は経済誌とか世論誌なんかを読んでいたのだろうけれど、そういうものを読まなくなった時代に必要な本ではないかと思った。受動であってもこういう講義があるのならば、受けたほうが良い。な。
追記。この本では見事に、結婚生活について、結婚したら妻は専業主婦という前提で男子学生向けに書かれているのは、面白かった。いやー東大工学部って、よっぽど女子学生が少ない(あるいは、この講義時点では少なかった)んだなー。

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

東大で教えた社会人学 (文春文庫)

東大で教えた社会人学 (文春文庫)