百八記blog

はてなダイアリー「百八記」から引っ越しました。相変わらずの、がさつずぼらぐーたら。

復刊希望

絶版が確認できたので、復刊リクエストを細々と出してみました。 まあ…効果のほどは…わかりませんが…… だって、そんな簡単に消えていい文庫ではございませんよ。 よろしければユーザの方、ぽちっとなお願いいたします。 http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail…

人について考えると

えっと、消した日記のかわりにお口直し。今まだ読んでいる最中ですが。 『私はそうは思わない』(佐野洋子)いいねえ。勇気が出る。 タイトルになった章をさっき読み終わったところですが、ここでちらっと小さく主張されている、童話の残酷な場面を削ること…

なつかしいもの

今日は古本屋で『魔女たちのパーティ』という、小学生の頃に好きだった絵本を見つけてなつかしさのあまり購入。そうそうそう、こうもりのスープ!! なんと今は絶版だそう。書名検索すると復刊ドットコムが出てきます。ポチッとなっと。魔女たちのパーティ (…

すばらしいぃ〜

昨日買って、今日読了。素材がリアルで人物造詣が繊細で骨格がしっかりしているのに、充分におとぎ話で儚くて強くてどうにもすばらしい。小説読んだ〜、という満足感。 このひとのでは『号泣する準備はできていた』(直木賞)も、『泳ぐのに、安全でも適切で…

ヴィクトリア朝おもしろい!

アリスは大好きで何冊か持っているのですが、こういう解説書買うのははじめて。『エマ』と同時代のお話ということを意識したことはなかったなあ。この時代のイギリスは面白い。退廃と好奇心との絶妙なミックス。ルイス・キャロルもロリと・・・(これ以上は…

猫の怪談

何の気なしに、いま、ふと。 小さい頃読んだ猫の怪談で、たぶんはじめて「ねこまた」という言葉を知った本だったと思うのですが、タイトルも作者も、版型すら思い出せませんが… ねこまたになった猫が後ろ足で立って、 「ちんととちとつて 夜もふけそうろ わ…

ほがらかさん

新宿のジュンク堂、はじめて行ってきました。ちょっと本が探し難いのが難点ですが、3フロアを埋め尽くす背の高い棚は壮観です。 一冊目は随分前に購入して、面白いんだけど表紙が、持ち歩くにはちょっと勇気がいるものだったのですが、本日購入した二冊目は…

心の問題だけではなく

カンタンに言うと死生観とか宗教の内外でどう理解しあうかみたいな対談集。相手は宗教家、医者、作家が中心です。 日本人ってほんとにまったくもって無宗教じゃないなあ。私も。多生の縁―玄侑宗久対談集 (文春文庫)作者: 玄侑宗久出版社/メーカー: 文藝春秋…

感想ではなく

いま読んでいますよというだけの日記です。 もっとたくさん読まなくてはとも思っています。自閉症だったわたしへ (新潮文庫)作者: ドナウィリアムズ,Donna Williams,河野万里子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/06/28メディア: 文庫購入: 8人 クリック: …

署名記事ですらなく

今日は歌舞伎のことだけ書こうと思ってたけど、少し前の知人の記事を見て、そうだそうだ明日が口頭弁論だったなと。 ただ正体を明らかにして電話取材にコメントしただけで、おそろしいことになりますね。私は言論人でもライターでもない。ネット上では一応匿…

海馬

副題は「脳は疲れない」…というこの本、1年半ぐらい前に文庫になったものですが、それを朝8時から夜8時まで働いてあー頭がクタクタだーと思いながら読むのも、なかなかの気分です。 ラクとしあわせは両立しないのでは、みたいな会話が最初のほうにあって…

自分への

クリスマスプレゼント…とかではありません、今日はたまたま置いてある本屋に行けたので購入。こないだ一度書いたけどもっかい載せておきます♪ふふふふふー。ピタゴラ装置DVDブック1出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2006/12/01メディア: DVD購入: 2…

そうだそうだ

次々と下ではなく上に書き込んでいるのは、少しでも役に立ちそうな情報をより上位に持ってきたいため。役に立つか立たないかはわかりませんが。 で、忘れてたけど欲しい本。置いておく場所もないしちょっと高いけど買ってしまおうか。 とりあえずこころおぼ…

ロリータ

新訳、やっと読了しました。うーんちょっと時間がかかってしまったけれど、まあこの忙しさで一週間ならアリかな。 面白かったかどうかはともかくとして、かすかに記憶にある旧訳とはだいぶ趣が異なるなと。旧訳も買って読み比べてみようと思います。ロリータ…

盛付の参考書

披露宴の引出物を皮切りに、だいたいこの時期に毎年深川製磁の何かを新調しています。今年こそ普段あまり(または今まで一度も)使わない食器を使って、結婚3周年お祝いごはんを作ろうと思い立ちました。 しかし台所は好きでも、手際は悪いし、盛付のセンス…

山岳救助には

縁が無い。というか登山そのものにも、あんまり、縁が無いほうだと思います。 でもこれは面白かった。かなりいろんな年齢・立場の人が、面白く読める作品だと思います。力のある作品て、こういうんだろうな。 ちゃんと山のことが正しく書かれているかどうか…

まんが

まんが、好きです。いやまんが以外も好きだしまんがもまんが以外も人様に自慢できるほど読んでるわけでもありませんが、これはけっこう…お買い得というにはちょっと高いけど、なかなかっすよ。人選というか組み合わせがね、面白いのです。何人かの作家(吾妻…

スープの教科書

上記のスープの教科書。なんかねえ、大事に食べようという気になりますねえ。いのちをいつくしむ新家庭料理 (クロワッサン)作者: 辰巳芳子出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2003/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る

なおわがくらし

楽にならざりき、というような話ではありません。ドラマ化されるというので平積みされてた。そうでもなきゃ手にとらない本だったろうが、うっかり目を通したらば、たいへん面白かったので買った。こういう、全く出会い頭の2行で面白いことがはっきりわかる…

何を信じて生きるか

ちょっと前、俳句の師匠であるツラツリ師に、宗教にすがる気はあるか?と聞かれましたが、そのときは、いえ無いです。とお答えしました。 で、その後つらつら考えるに、えーとつまり、「まだ今のところ」信教を持つだけの覚悟が無い。というような状況でして…

骨法

帰省してました。帰宅しました。 この帰省中に読んだ本は『名句に学ぶ俳句の骨法』上下巻。もっとも、下巻はまだ読了していません。 私はこの手の本を読むのがあまり上手ではないのですが、これは対談形式ですので、ひとつひとつの問題に、突っ込むことは突…

ユダヤ人て

あんまりユダヤ関係の本を読んだことがないのでこういうのは貴重。ユダヤ人そのものについてではなく、ユダヤ人と呼ばれるシステムについての考察。 まだ半分ぐらいまでしか読み進んでいませんが、良書の予感です。純粋に頭だけ使って読んでるつもりなのに、…

照柿

ええーっもう日付変わっちゃったの?本読んでると時間が経つのが早いねえ…。 というわけで文庫化された『照柿』読了。上下巻同時発売はありがたい。Oはもう読んだだろうか(ぜひ読んでほしいなあ)。 今回も大幅な全面改稿。いや単行本も買って読んだので(…

天才?

うっかり早寝して早起きしてしまったので、昨日買った『うつうつひでお日記』読了。 なんていうか『失踪日記』が出るまで。みたいな側面もあって、面白い。『失踪日記』読んだ人は、たぶん読んだ方がよいと思います。うつうつひでお日記 (単行本コミックス)…

泣かない子供

ちょっと話題に上がったので、いま読み返しています。 エッセンスというほんとの意味でのエッセイ。本への思い入れ、人への気持ち、ふとした観察。みずみずしくて鋭くてあたたかい。 夏の夕焼けのようにきれいでなつかしい、あるいは新鮮なお話がたくさん入…

ブックフェア

本年も行ってまいりました、ブックフェア。 毎年、入場してすぐのところからまわりはじめて、河出とか大学出版とかバーゲンブックでひっかかりまくって、一番奥にある造本装丁コンクールの展示に行き着くまでには既にへろへろになっているので、今年は戦略を…

いつまでもあこがれてなつかしくて

今日、本屋で、杉浦日向子さんの文庫の新刊3冊みつけました。飛びつくように買いました。 厳密にはうち一冊は監修ですが、いま出るとは思わなかった。涙が出そうでした。もう亡くなってしまった人で、面識もないし、生き方もまるで違うし、でも、こころで、…

嫌われ松子の一生

コミックス化前後から、手にとってはやめ、また手にとっては…を繰り返し、やっとこのたび購入。映画の宣伝が最後の一押しになりました。だって、面白そうなんだもの。 案の定、こりゃ映画化したくなるわと思いました。ミステリ仕立てで、会話が多用されて、…

いやはや

それでも本は買う。しんどいときこそ本です。 『イン・ザ・プール』は、単行本が平積みされてる時に覗いて、面白そうだとは思いつつ文庫本になりそうだと踏んで買い控えたもの。案の定、面白い。 『漱石の孫』は、今日買ったばかりで、まだ冒頭。こないだの…

山とか汽車とか

長瀞からの帰りに、なんとなく、古本屋で見つけた絵本2冊買いました。 『なつの あさ』は、前から好きだったから。 『はじめての やまのぼり』は、タイトルと表紙の絵が、買ったときの自分の気持ちにぴったりだったのですが、レジで「この著者って、あの方…